いのなかとらさん

もう1年ちょっとで三十路の人がふとあの頃を思い出して復活したブログ



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2007年06月08日(Fri)      ■昔のにっき■

【にわか雨】




ザーザー振りの雨に打たれて僕は―


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今日のお昼ごろ授業が終わったあと、同じ授業を受けていた同じ学科の友達、
仮にここでは「ジョン・トラボル夫」と呼ぶことにするけれども、
ジョン・トラボル夫と歩いていたんですよね。未来という名の道をね。
「ジョンボルはこのアト授業あるの?」
「ないけど、図書館で勉強しなくちゃならないんだ。アル・パチ夫は?」
アル・パチ夫っていうのは仮にここでは、僕の名前と言う事にするんだけども、
「いや、僕はもう授業ないから、走って帰って、そして寝るよ。」

とかなんとかたわいもない会話をしながら、ジョン・トラボル夫は希望という名の図書館へ、
アル・パチ夫、つまり僕は夢という名の駅へ、という目的を互いに持ちながら歩いてた。

僕らが授業を終えて外に出たとき、
雨がほんのちょっと、ちょっとほんとに雀の涙ほど降っていたんだ。
その雀の名前を、仮にここでは一応「キャサリン=ゼタ=ジョーン彦」と呼ぶことにする。
ちなみにこのキャサリン=ゼタ=ジョーン彦はこの先一切登場しない。

僕らが、つまりはジョン・トラボル夫とアル・パチ夫が途中まで一緒に歩いてて、
急にさっきまでキャサリン=ゼタ=ジョーン彦の涙ほどだった雨が、
アレはなんでしょうね、にわか雨と言いますか、ザーザー振りの通り雨と言いますか、
急に雨脚を強めて、まるで雨とは思えない、重く大きく早い雨の粒が、
僕らの髪や、服、そしてカバン、ミサンガ、肩パット、ローラースケートを濡らし出した。
周りを見たら、皆さん「準備よし」といった様子で傘を見せ付けるように開いてて、
ジョン・トラボル夫とアル・パチ夫は傘なんて持ってなかったから、
びしょ濡れになるまいと、トラボル夫の目的地であった図書館へと、
急いだんです。

あの、話の途中で申し訳ないんだけど、
さっき僕のことを仮にアル・パチ夫としたんだけど、ごめん、
ちょっともうちょっとカッコいい名前がいいんだわ。それはわがままってわかってるけど。
だからアル・パチ夫を辞めて、「レオナルド・スーパーディカプリ男」ってします。

それであの、レオナルド・スーパーディカプリ男とジョン・トラボル夫が図書館について、
その時雨は更にどしゃぶりに変わっていた。
それは傍から見ると、おかしな雨だった。すぐに止みそうな雨だった。
そういう雨ってあるじゃないですか。あまりに急に物凄い激しい雨になったから、
これはそのうちすぐ止むんじゃないかなって感じるような雨が。にわか雨ね。
だからその時僕は、トラボル夫と一緒に図書館へ行けばよかったんだと後悔している。
図書館に入って、雨が止むのを待っていれば。どれだけよかったろうか。
そのときの選択肢はきっと、天国と地獄どちらを行くかの選択肢であったんだな。
だが僕はあのとき、地獄を自ら選んだ。
というか、
「僕はもう帰るよ!」ってあの時言っちゃったから、その時点で引き返せない、
自分の言った言葉を覆して図書館なんかに避難するなんざ、
レオナルド・スーパーディカプリ男の風上にも置けないだろ!
別に風下にも置かないけどな!

「じゃあ、また!」トラボル夫に別れを告げると、
僕はちょっぴりいつもより早足で、駅へと向かう。明日という名の駅へと。

驚いた事に、そのうち雨がもっと強くなって、もっと激しくなった。
びしょ濡れだよ、ぼーっと歩いてこのままじゃ、びしょ濡れだよ。
このままじゃ濡れたまんまでいっちゃうよ、どうしよう!
もう図書館には引き返せない!
図書館に引き返して、そこでトラボル夫にばったり会って、
「あれ?え?・・・帰ったんじゃなかったの?!ええ?」
なんて言われて恥ずかしい思いをするのは絶対嫌だから!イヤダカラー!
そして駅までの道のりには、雨を凌げる場所もない、雨宿りする場所もない!
かと言って立ち止まってぼーっとしてるわけにも行かない!
考え事をしてる間もない!

急がないとびしょびしょになっちゃう!

というかもうすでにびしょびしょだけど、
そっからさらにびしょびしょになっちゃって、びしょびしょびしょびしょになっちゃう!
ヤバイ!ヤバイ!そうこうしてるうちに眼鏡に水滴がついて前が見えない!

こうなりゃもう駅まで走るしかない!
全速力で走るしかない!そうあの頃のような速さで!
小学校のとき徒競走で3位になったあの頃のような速さで!

僕は眼鏡を外し、それをギュッと手に握りながら全力で走った。
前には優雅に傘を差しているお嬢様おぼっちゃまの面々。くそぉ!
上流階級なんて全員、前だけしかないスーツ着てろ、びんぼっちゃまくんのように!
そいつらを追い越して僕は、雨に打たれながら走った。
走った。走った。走った!
雨はますます激しさを増す、僕は雨の攻撃を顔に受けて、
大雨の中を自転車で走ったときみたいなものすごい顔になった。
鬼のような顔だ。鬼殺しのヤスが退治した、あの鬼のような鬼顔だ!
それでもお構いなく走った。
すでに服はウェットスーツみたいになって僕の体に張り付いていた!

それでも僕は走る、駅まではあと少しだ!

止まることなく、ちょうど青の信号を走りながら運良く渡る事ができた。
そして駅へと逃げ込んでやっとのことで、雨から開放されたのだった。

「やった、やってやったぞ!オラ、お前との約束果たしたぞ、ペロ次郎!」




駅に着いて、ふと周りを見た。

駅の出口のとこで、突然の急な激しい雨に成すすべなく、
雨が止むのをただじっと待っている人々が見た感じ、20人ぐらいはいたんだ。
今しがた駅へとびしょ濡れになりながら、鬼の形相で走りこんできた僕をみんなが見てる、
その視線が冷たく、哀れみを持って僕の全身に突き刺さった。
無言の視線ほど、痛いものはない。

「あららららら~」

リアルな話なんだけど、変なおばちゃんが可哀相な目で僕を見てそう言った。
変なおばちゃんのことを便宜上、ここでは仮に、「アンジェリーナ・ジョリ子」と呼ぶことにする。
僕は変人である。それは自覚している。
ただし、「君、変人だね」と他人に指摘されても気丈に振舞えるほどの精神的強さを、
残念ながら持ち合わせていないところが僕の弱いところの1つだ。
弱点1001個のうちの1つだ。逆に言えば、1つだ、弱点1001個のうちの。
アンジェリーナ・ジョリ子の言葉は、頑張って頂上に昇ったはずの僕を、
再びどん底へ、着き落としたようなものだった。おばちゃんの一言が辛い。
すっごいきつかったな、あそこであの言葉。あのおばちゃん・・。なんだよ・・・。

ごめん、アンジェリーナ・ジョリ子じゃなくて、アンジェリーナ・ババ子にするわ。

すっごいなんか恥ずかしかった。だって助かったはずなのに、助かってないんだ。
その時僕の目の下を流れていたのは、
果たして雨だったか、それとも涙だったのか。それとも汁だったのか。
あるいは味噌汁だったのか。あるいは、お~いお茶だったのか。
あるいは、お~いおティーだったのか。あるいはLOVEだったのか。


雨からやっとのことで行き絶え絶えになって逃れて駅へと逃げ込んだってのに、
そこは全く持って平穏心休まる地ではなかった。

びしょ濡れのまま駅のホームへ行った。やりきれなさが僕の背中にのしかかる。
ホームで電車を待つ間も雨は止むことはなかった。
そして電車が走り出して、降りる駅に着く頃には、雨はもう止んでいた。

僕の服も髪も、もちろんカバンもミサンガも、数珠も、ポロシャツからはみ出す脇毛も、
その頃には全て乾いていた。
ただ乾かなかったものがある。潤んだ僕の目だ。

泣き濡れたレオナルド・デラックススーパーディカプリ男の心には今も雨が降り続く。

「今さっき、てるてる坊主を作ろうとしたんだ。明日晴れるといいなって。」

ティッシュがもう、なかった。

僕の心の低気圧は未だ停滞中。


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う~ちゃんvvずっとここにコメントしてなかった???
ぬおおおおおおおおおおお!!久しぶりww
う~ちゃんvvだよーーー元気だよーーー(笑)
すみちゃんもげんきそうだね(*´∀`*)
いっぱい記事読んじゃった(*´∀`*)
あああああやっぱすみちゃんのブログいいなぁって思ったww

●う~ちゃん

コメントはしてなかったみたいだね。
それだけ興味がない、って事なんじゃないかな。うん。
そういうのって出ちゃうよね、行動とかにさ、人間ってば。
僕は元気だよ。というか元気だよ。
う~ちゃんこそ元気じゃないんじゃないの?
ブログも閉鎖しちゃうんでしょ?
あんまり気負わないで、自分らしく頑張りなね。
応援してるから。ねっ。

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Author:すみとん
頑張って生きてます。
■28歳になっちゃった
■正式名称はスミタカストーンっていうんだ
■うぇッ!・・・あっゲップしちゃった。
■埼玉県在住、人生迷走中
■「スミ㌧」とか「すみさん」って呼ばれてるよ。
■リンク・コメントはご勝手に!
■。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ビォエェェェェェン!!
■思ってるよりも悪いヤツだよ。多分。






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