いのなかとらさん

もう1年ちょっとで三十路の人がふとあの頃を思い出して復活したブログ



■チョロQは前に進むために、一回バックするんだってよ■


←ウィキ風呂というお風呂が昔ありました。


--年--月--日(--)      スポンサー広告

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。








2007年06月02日(Sat)      ■昔の笑説に照説■

【おはよう☆(短編笑説)】




宇宙



風が吹いた。
その風が、冷たく、僕を嘲笑うように、僕の全身を吹き抜けていく。
そんなわけがない。この場所に風など起きるはずがない。
この場所に風が起きるならば、全世界の学者の考えを、完全に転覆させる大事件だ。
風が吹くことなんて、絶対に起こりえないはずなのに、
その感触、その温度、まさしく地球と同じあの風が、この僕の体に感じられた。
僕が発見した、新しい事実。「この場所に風が吹く。」
そんな大発見とは裏腹に、その勢いは止むことはない。
正直、そんなこと、今となっては知ったこっちゃない。


どうでもいいんだ、そんなことは。
そんなことより、
体は真っ逆さまにおちていく。止まらない。留まることを知らない。


ここは宇宙。


宇宙船から放り出された僕の体は、何の抵抗もなく、
何かを掴むことも、もがく事も出来ずに、
ゆっくりとしかし徐々に徐々に、
落ちていくようななんとも言えぬような感覚が、この体にある。
目下地球の引力に引っ張られ、地球へとこの身が向かっていることがわかる。
いつだか、ガガーリンはこう言った。
『地球は青かった』
確かに確かに、おっしゃる通りじゃございませんか。
とっても綺麗だ。青く澄んで、まさか、これが地球だなんて。
地球という場にいて、環境問題にも関わっている僕だ。
これでも、環境問題プロジェクトの副会長をやっている。
地球では、様々な環境問題が日々勢いを増して進行中だ。
空気や水は汚れ、オゾン層はもう消滅も時間の問題。
何より、地球の木々はその姿をほとんど失い、
砂漠のような土地が延々と広がっている場所もある。
ゴミ問題はより深刻で、もう、ゴミの捨て場は一切ない。
とはいえ、こうして遠く離れた場所からその地球を見ると、
いやまだまだ、その青さには凛としたものが見える。
地球では確かに、環境問題について右往左往して訴えかけてきたものだが、そこには半ば、むなしさ、やりきれなさが付きまとっていた。
えもいわれぬ空虚感。思いが伝わらないことのもどかしさ。
人間は日々生まれ、色んな意志をついで成長していく。
世代交代なんてざらにあるわけで、僕らは今の地球をそういった後代の人間へと受け渡していかなければならない。
宇宙という壮大な第三者の位置から、地球をこうして見て、
まだまだ地球の青さは目立った。まだまだ青いじゃないか。
だから、地球へ戻ったときには、もっともっと環境問題へ真摯に向き合っていきたい。それが地球をこの目で見た僕が、しなければならないことだろうけれど、その前に僕は今真っ逆さまに落ちているよ。地球へと向かって確実に落ちているうひゃひゃひゃひゃ助けてー。


宇宙



ああ、このまま僕は大気圏に突入して、火の粉塵となって、隕石扱いされるのだろうか?隕石になっちゃうのかな?
思えば、この40年間、僕は何をしてきただろうか?
気が付けばいっつもこんな感じだったかな我が人生。
10歳のとき、授業の一環で、雪合戦を皆でやったとき、子供心と、クラスのマドンナ坂東さんに格好いいところを見せたい一心で、雪の中に石を詰めて、クラスのガキ大将的存在のゴリ男くんに投げつけたら、間違って、担任の先生のメガネに直撃して、そこから三時間ほどのクラス会へと突入したんだっけ。
『だ、だれだちょー!だれなんだちょー!ワイの眼鏡割ったやっちゃー!!』と、
激昂する先生をよそに、僕はずっと下を向いて黙っていたから、結局、犯人は見つからず。その後なぜだか、ウポポイ・スチャラタマス君が犯人扱いされて、先生の勧めで、タイへと帰国したけれど、あれは一体なんだったんだろう?僕は知らないけれど。


22歳。大学卒業後、初めて勤めた会社『森田倶楽部』で、毎日のように残業と向き合う毎日。その中でいつしか僕の中に、子供の頃の夢であった、宇宙飛行士になりたいっていう夢が、ずっと心に押さえつけてたはずの夢が、再び飛び出してきたんだ。
会社での不満など何一つとしてなかった。むしろ僕は将来を期待されていたといってもおかしくない。たまたま『森田倶楽部』の新商品会議で、僕が言ったあの一言。
『もう、こんな会社辞めてやる!!』
その一言で、社長の冨田コージは怒るだろうと思っていたら、全く怒らずに、むしろ暖かくこう言ってくれた。
『おい、もし、その宇宙飛行士の夢が叶ったら、また、・・・
・・・・・また、ここに来てくれるかな?』
『社長・・・・・ぐすっ、・・・もちろん、・・いいとも!』


その日から、宇宙飛行士となるべく、生涯学習のユーキャンで、必死に通信教育で勉強した12年。まったく宇宙飛行士になれる気配はなかった。
それでも、なれると信じてた。僕は信じてた。
それで、最終的にうんぬんかんぬんありまして、宇宙飛行士になったわけですけど、僕の12年返してくれないか?


ああ、僕の人生これでよかったんだろうか。
今年の6月15日が、僕の41歳の誕生日。
でも、公式プロフィールでは、一応35歳ということになっている。
いや、そこはグラビアアイドル的なものも必要かなと思ってさ。
今となっちゃあ、いくら後悔してもどうしようもないんだな。
僕は、少しづつ、でも着実に、宇宙服オンリーでの大気圏突入へ
カウントダウンが迫っているんだ。 あっはっは。
笑い事じゃないよ!でも笑うしかないだろ、あっはっは。タスケテー!


漂うのは
小さな石つぶて、ゴミ、カップ焼きそばUFO、ぺヤング、一平ちゃん、焼きそば弁当、
遠くには火星や、金星がまじまじと見える。
月の裏に何かがいる、そんなこと言う人いるけど、僕はそれにとやかく言うことは出来ない。
だけど、僕は今、月の裏をこの目で見ている。
この目に映る映像が嘘でないなら、とってもアレだけれど、
それは、なんか、見ないフリをしたほうがいいのかもしれないから、
誰にも言わず心の内にそっとしまっておくことにする。

ああ、地球が少しづつ大きくなっていく。
ああ、大気圏までもうすぐか。
ああ、僕は今、どうすることもできないでいる。
ああ、なんて無力だ、なんて力のない。

ああ、これが夢であったなら、どんだけ良かったか。
そんなことを思っていたら、本当に夢だったんだ。

おはよう☆




人気ブログランキング
スポンサーサイト















≪ 【Yの字(超長編照説)】 | ↑ | 【ツッコミたい】 ≫




コメン㌧もらっていいの?

おコメン㌧を投げつける

 
スミタカストーンにだけ伝えたい
 

寅ック Back

TB URL

Home

ぷろぴーぷー

すみとん

Author:すみとん
頑張って生きてます。
■28歳になっちゃった
■正式名称はスミタカストーンっていうんだ
■うぇッ!・・・あっゲップしちゃった。
■埼玉県在住、人生迷走中
■「スミ㌧」とか「すみさん」って呼ばれてるよ。
■リンク・コメントはご勝手に!
■。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ビォエェェェェェン!!
■思ってるよりも悪いヤツだよ。多分。






ったいさんの形見のバナー!

人気ブログランキング

最近の記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリー

リンクさん

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。