いのなかとらさん

もう1年ちょっとで三十路の人がふとあの頃を思い出して復活したブログ



■チョロQは前に進むために、一回バックするんだってよ■


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2007年04月22日(Sun)      ■昔のねた■

【置かれていた】






あれはそう、高校二年生のときにいった修学旅行明けの学校。
突然、先生がひそひそ声で僕らを呼んだんだ。
僕らって、僕らの班のメンバー。
「○○ホテルの○○号室に泊まったメンバー、ちょっと来い」って。

僕らは驚いたさ。






だって、僕らが何か部屋のものを壊したわけはなかった。
信じられないよ。あの真面目さが売りの僕が宿泊した部屋、
誰かが物を壊したら、僕が小一時間叱ってやるさ。
叱り続けてやるさ、ゲンコツをこつんとやってやるさ。
そんな僕が一緒に居る部屋だぞ。
部屋が損壊している事なんかないんだ、絶対に。

そして他に心当たりはなかった。

ホテルの方々が、僕らの部屋に、何か連絡しなければならない事情を見つけたから、
こうして学校に宿泊先、それも僕らの部屋のために、連絡を寄こしたわけだ。
それでも、やっぱり信じられない。僕らは何もしていない。
廊下を早足で歩き、
職員室に向かうその足取りは、少しだけ重かったような気がする。
体重も重かったんだけども。

しどろもどろしながら職員室の扉を開けた。

僕らを見つけた先生が手招きをする。こそこそと。
僕らもえっちらおっちらと、すり足でそっちへ向かう。
一体何が待ち構えているのだろう、僕らの進むこの道の先には。
緊張しているのか、僕はブルブル震えていたような気がする。

どうもその表情はにこやかだった。
先生はケンタッキーフライドチキンの前に立ってる白いおっさんのような表情をしていた。
その時僕は、思い出したんだ。
「本当に怒ってる人というのは、最初は笑ってるもんさ」っていうアンドリューの言葉を。

僕は恐怖に打ち震えた。
それは快いばかりの笑顔。今まで見たこともなかった。
間違いない。
何か良からぬことが起こっている。
今この瞬間も、現在進行中に違いない、そう思った。
まさしく嵐の前の静けさ、というのだろうか、先生は、
ゆっくりと笑いながら、
鳥肌を全身に立たせている僕らを横目で見ながら、

人差し指をすっとつきさした。
一瞬の静寂が僕らを包んだ。

その人差し指の先には、全ての答えがある。
怖かった、それを見るのが。
だけど見るしかなかった。
現実から目を背けてばかりの僕だったから。
思い切って、先生が指差す方向、つまり、
先生の机の方を眺めたんだ、半ばやけくそになったような、そんな気持ちで・・・。

「パンツ・・・・」

僕の隣に立っていたヤツがそう言った。ソイツの名前は忘れちゃった。
僕らの視線の先には、紛れもない、
トランクスと呼ばれる、中高男子にかけがえのない代物があった。

「お前らの部屋で発見されたんだ・・・。誰か忘れたみたいだから、届けてくれたんだよ」

僕はその瞬間、思わずほくそ笑んだ。
なんだ、怒ってるわけじゃなかったのか。
本当にくだらないから、先生は笑ってたんだ、って安心した。

「パンツて!!きょうびパンツを忘れるて!
小学生じゃないんだから!!」

言葉には出さなかったけど、表情には出ていたかもしれない。
さっきまでの僕らのドキドキはなんだったんだろう。
何か悪い事でも起きたのかと思ったら、よりによってトランクスの忘れ物とは。
ホッとした。僕の体の一部がHOT!HOT!した。
先生は続ける・・・

「お前らの中の誰かが忘れたみたいだな、誰だよ?正直に言ってみろよ?」

そうだよ、誰だよ、正直に言えよ、って、そう思った。
黙ってないで、誰か言いなさいよ、そう思った。
けれど、誰も名乗り出なかった。
その気持ちは痛いほどわかる。
高校生にもなって、パンツの持ち帰り忘れ@修学旅行。
みんなの前じゃ、言えるわけないじゃないかって、ね。

「ストーン君、お前のじゃないか?」

「え?いや僕のじゃないですよ!!」

その時、一瞬、あの日の光景が僕の中でプレイバックPART-2した。
そうだ、確か、あの修学旅行の前日、
お母さんが、僕に新しいトランクスを買ってきたんだ。
二個ぐらい。いや、二個ぐらい。
旅行に行くんだから、身に付けるものは新しいものの方がいいでしょう。
そんな心遣いで、僕にそれを買い与えてくれたのかもしれない。
三個ぐらい。

普段使ってない、新品のトランクス。おおまかに言えば、おパンティー。

どんな模様をしていたかとかは、その時全然思い出せなかった。
修学旅行先でも、風呂に行くたびに、
カバンの中から出てきたパンティーに僕は、
「あれ、これ僕のだったっけ?」そんな不信感を抱きながらも、
「ん、ああ、まぁ、新品だからわかんないんだよな」と言い聞かせて、
それを履いていたっけ。

「ほんとにお前のじゃないのか?」

「いや、僕、そんな模様のやつ持ってないですもん!!」

修学旅行が終わって家に辿りついたあの日。

自分が履いてるおパンティーも含めて持っていった数が、
1枚だけ減っていた事を思い出したのは、
僕が「そんな模様のおパンティー持ってません!!」とはっきりと、
そして力強く、ダイナソーのように叫んだその直後だった事に、
どうか目を逸らさないで、耳を塞がないで、
その真実を受け入れてやって欲しいんだ。
お願いだから・・・・。

お新調した、それもママが選んでくれたおパンティーだったから、
模様なんて全く覚えていなかった。
服にはいくらなんでも気を使いはするけど、パンツのファッション的なものには、
まったく気配りする余裕なんかなかった。わかってくれよ。
だから、僕はパンティーの模様・柄で勝手に違うって判断して、その場では違うといったけど、

よく考えてみたら、家に帰ったら、1枚おパンティーが少なくなっていた。

その事を思い出すのが、ほんの少しばかり遅かった。
間違いない。
先生の机の上で、透明のビニール袋に入って外から丸見えで妙に痛々しいそのおパンツは、
誰がどう考えても、僕のおパンツだったんだ。

でも言えなかった。気付いたけど、切り出せなかった。
「僕のじゃない」ってあんなにはっきりと言った手前、
「僕のでした~」とは言えなかった。
プライドが、僕のカミングアウトはかばかしい自首を、ギリギリで止めたんだ。
その時点で、僕のおパンティーは、僕のおパンツではなくなっていたんだ。
ごめんね、おパンツ。

先生は他の皆にもおパンティーのことを聞いた。
お前のか?お前のじゃないのか?君のじゃないか?
でもみんな違うって言った。そうだよね。
・・・・・だって、僕のだもん。
わざわざ職員室に呼んだのも、先生なりの心遣い。
教室でみんなの前でパンツ落とした人がいるとか言ったら、誰も名乗り出ないのではないか。
そういう教育者としての心優しき配慮があったっていうのに、
僕と来たらその優しさまで踏みにじって、
何も言えずただ職員室の窓から見えるあのマンションの綺麗なお姉さんの家のベランダに、
風で揺れながらも、たくましく咲いている、
朝顔のように干されていた洗濯物のおパンティーをただただ内股で眺めていた。


結局、他の誰も名乗らなかった。
そりゃそうさ、だって、それ僕のおパンティーだったから。
むしろ名乗られても困る。
僕が一度でも履いたおパンティーが別の誰かに履かれるなんて、
そんなの、なんか、なんか照れちゃうよん!!や~ん!

教室へ戻る道すがら、僕ら班のメンバーは、
みんながみんな声を揃えてこう言った。
「誰かが嘘をついてるんだよきっと!!」

僕はこう言ってやったんだ!! 

「だよね~。」






それは確か昼休みの事だったろうと思う。

そんな僕のおパンツの事で東奔西走して、
いつの間にかもう、大事な僕らの昼休みは終わっていた。

キ~ンコ~ンカ~ンコーン

もう、すぐに授業が始まる。
クラスの男子女子ほとんど全員が教室に戻って次の授業の準備。
あとは次の授業の担当の先生がやってくるのを待つばかりだった。

その時、不意に、教室の後ろのドアがガラガラと開いた。

普通、教師は前のドアから入ってくるもんだから、
あれおかしいなと、全員がいぶかしげにその開いた後ろのドアに注目した。

そこに立っていたのは先ほど僕らを呼んだ担任の先生だった。




「誰かが修学旅行でパンツ落としたみたいなんだけど、誰もいないみたいだから、
職員室の先生の机の上に、こんなパンツ置いとくのもアレだから、
この後ろの棚にパンツ置いとくから、
心当たりのあるヤツ、持っていけよな!」




しばらくして教科の先生がやってきて、5時間目が始まった。
その日、窓から差し込む太陽は、僕たちの体をじりじりと火照らせた。
あるものは真面目に勉強して、あるものは居眠りをしたりして。
ムンムンとした教室の後ろにあった棚の上には、
僕のパンツが透明なビニール袋に入ったまま、置かれていた。


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コメン㌧もらっていいの?

まず最初に。
すみちゃん、おかえりなさい。
改めて、これからもよろしくねーぃ。
最近、彩りを聞きながら過ごすことが多くなったのは内緒です。

そんでもって、この話は実話なんでしょう?
もし、すみちゃんがフィクションだって言い張ったとしても・・・綺麗なお姉さんのおパンティーを見てたことは本当でしょう?
3mほど離れたところから見ていたのでしょう?
そこはね、しょうがないよ、いろいろね、あるものね、男の子ですもんね。
にしても、やっぱりすみちゃんの文章は読んでて楽しい。

ところで、アンドリューって誰なの!?
斉藤さんちのアンドリュー?

で、持ち去られた後で、
「アレはやっぱり××君のだったんだよー」
「いやいや、もしかしたら○○君が・・・」
とかって噂話が流れ出すんですよね。

で、持って帰ったんですか、ストーンさん??

★おねぇさん★



どうもです(笑)。
というか、別に今さらこっち一本でやっていくからって、
郁貴ねぇさんにはすぐ見つかっちゃったから、
僕とねぇさんは、おいっすー的な感じですけどね。でもありがとう。
一応ある種の節目だからね。そう決めたって事は。
僕も彩り聞きながら言わせていただきます。
「ただいま。」

この話はベースは実話だよ。一応このシリーズは実話メインです。
細部はもちろんフィクションだけどもね。
おねぇさんのおパンティーは実話じゃないです。
3メートルっていう至近距離からも見てません。
だって実話は、おブラジャーですもの。嘘です。
男の子ですもん、それはしょうがないでしょう。うん、うんうん。

僕の文章楽しい?
・・・・・・なんかすごい嬉しい事を言ってくれるね、ありがとう(涙)
普通に嬉しいです、これからも頑張ります。
アンドリュー・・・?誰、それ?僕ちん、知らない!!

あの、もしよかったら、
もしよかったらいいんですけどもおリンク貼らせて貰っていいでしょうか?

★アルさん★



持ちさられた後で・・・・。
うん、なんだか悲しい響きだけど、
申し訳ないよアルさん、そのおパンティー持ち帰った人はいなかったんだ。

その次の日、僕が学校に来ると、
そのおパンティーはなかった。
僕は驚いたさ、誰かが持って帰ったのかって!!

でも違った。

ゴミ箱に入ってた。

アルさん、リンク貼らせてもらえませんか?
これ見てたらでいいんで、どうですか、お願いします!!

おコメン㌧を投げつける

 
スミタカストーンにだけ伝えたい
 

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すみとん

Author:すみとん
頑張って生きてます。
■28歳になっちゃった
■正式名称はスミタカストーンっていうんだ
■うぇッ!・・・あっゲップしちゃった。
■埼玉県在住、人生迷走中
■「スミ㌧」とか「すみさん」って呼ばれてるよ。
■リンク・コメントはご勝手に!
■。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ビォエェェェェェン!!
■思ってるよりも悪いヤツだよ。多分。






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