いのなかとらさん

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2007年07月19日(Thu)      ■昔のねたりめいく■

【僕がブログペットを飼わない理由 (new)】


※この記事は、その昔書いた記事を、かなり大幅に大胆に加筆修正したものです。
■■■

-○月×日-

今日ブログペットを飼い始めた。
名前はクロワッサンマン。

くろわっさんまん








くろわっさんまん

今日初めてクロワッサンマンが喋った。
口を開いたその第一声が、「どーせ俺は負け組ですよ」だった。
いやいや・・・・。いやいやいや、そりゃひどいぜ。負け組みかぁ・・・。
よりによってたくさんいる人間の中でも僕という人間に飼われている時点で、
勝負はすでに負けである、と彼は判断したのだろうか?
子は親を選べないとは世に言うが、言わせて貰えば、親だって子を選べない。
正直、こっちだって、こんなやつを飼った時点で負けかなって思ってる。
こんなバナナみたいなヤツ、飼うやつの気が知れない。
僕だってパンダみたいなヤツとかがいい。こんなヤツいやだ。

とはいえ、まだ僕らは出会って全然経ってない。
とりあえず様子を見なくては。これは何かの間違いかもしれないのだから。

けどちょっとむかついた僕は、この日、クロワッサンマンに晩飯を与えなかった。

















くろわっさんまん

クロワッサンマンの主食は、きゅうりだ。
といっても、きゅうりは安いし、栄養があるし、安いから、
きゅうりしか与えていない。
僕にとっては、こいつは河童のように摩訶不思議な生き物だから、
きゅうりでもあげとけば、いいだろう、そんな軽い気持ちでいた。

そしたら今日、「またきゅうりかよ」と僕に言ってきた。
自我の芽生えとはこれ早いもので、もう反抗期。
でもクロワッサンマンは所詮はブログペットなのだから、
僕はそれでも、きゅうりを与え続ける。今日だって明日だってえんえんと。

だって栄養もあるし安いのだ。むしろ、安いのだ。
さっ、今日もタイムセールに行かなくちゃ。


















クロワッサンさん

・・・・・・・・・!!!

いや、気のせいだ。いや、うん、気のせいだ。
最近ちょっと疲れてきてるのかな。気のせいに決まってる。
幻覚が見えたみたいだ、うん。うん、そうだ。幻覚だ。
いや、何も見ていない。僕は今、何も見ていない。
何も見ていない。そうだ今日は疲れてるから、早く寝よう。





















くろわっさんまん4

それから数年が経ったが、僕は相も変わらずきゅうりを与え続けていた。
節目のイベントの時には、いつもより大きなきゅうり、
悪いことをした日には罰として、腐ってるきゅうり、
普段は基本、ちょっとだけ腐ってるきゅうり。
来る日も来る日も与え続けた結果、若干、体の色もみどり色になったりもした。
みかんを食べ過ぎると指が黄色くなる原理と一緒で。

そんな風に年月が過ぎていったのだが
そしたら今日ついに、クロワッサンマンがきゅうりに大爆発して、
「ウニ」を要求してきた。さすがにこれはヤバイ。
クロワッサンマンは「法的措置も検討している」と僕を脅しにかかった。
「あの秘密もおじさんにばらす」そんなことまで言って来た。
さすがにこれはヤバイ、きゅうりでここまでの騒ぎになるとは思いもしなかった。
誤算だった。あの秘密はばらされたくない。だからここは穏やかに行こう。
あと少しで大事件が起こりかねないので、僕は素直にウニを持ってくる約束をした。


















これ栗じゃね?

作戦は失敗した。
クロワッサンマンは意外に勉強してるらしい。
「勉強してない」って言ってたのに、意外に勉強していた。
まるで中学の時のアイツのような、最低なヤツだコイツは。
マラソン大会でスタート前に「一緒に走ろう」って約束したのに、
ゴールが近づくと僕を置いて駆け出したアイツと一緒だこいつは。

どうやら百科事典に載ってるものは大抵知ってるらしかった。
イガ栗を、あたかもウニのように差し出したら、ものの数分で、
それがウニじゃない事に気づいたのだ。

「いや、ウニだよ」強気の発言で前に出てみたら、
「これ栗じゃね?」って言われたので、仕方なしに、
「冗談冗談。冗談だよ。」と言って、その場を収めた。

よし次はちゃんとウニを持っていこう。




















これもやっとボールじゃね?

作戦は失敗した。
クロワッサンマンはIQサプリが大好きだったんだなぁ。
「ホンジャマカ石塚さんのポジションなら俺でもいける」と言ってたのは、
なるほどこのことだったのかと納得した。
しかしモヤッとボールにこうも呆気なく気づかれるとは思わなかった。
気のせいか、クロワッサンマンの顔がどこか誇らしげだった。
僕は悔しくなって、モヤッとボールをはなわに投げつけた。
何が「岩の中に鹿、いわの中にシカ、いシカわ、石川県~」だよ、調子のんな!!

「いやウニですけど?」いつになく強気の発言で僕は責めた。
「これモヤッとボールじゃね?」クロワッサンマンはやっぱり気づいた。
「なーんつってね、冗談だよ」そういってなんとかその場をしのいだ。
ふ~、今回はちょっと怖い顔をしていた。もう冗談は通じないなって悟ったよ。

よし次こそちゃんとウニを持っていこう。





















出川のテッちゃんもびっくり・・!!

「ほらよ、ウニだ」僕はそういうと、大量のウニを、
クロワッサンマン目掛けて投げつけた。
だって、悔しいでしょうよ!こちとら立派な人間だい!!
「ブログペットの分際で、お前は、コラお前はぁ!」

ウニの殻は、イガ栗やモヤッとボールよりも堅く鋭利である。
突き刺されば、人間を死に至らしめることだってあるだろう。
しかしそんなのはもう関係なかった。
とにかくも、クロワッサンマンをギャフンと言わさなければ。
「あくまでもお前は飼われてる立場だぞ。」示してやらねば。
お前はわたしの下僕なのだ、調子に乗るな、って。
僕は力のままにおもいっきり投げつけた、何百個と。

「・イタタタ・・・・・ご、ごめんよ。」
そのとき蚊の鳴くような声でクロワッサンマンは謝罪をした。
その悲しげな声を聞いて、「はふっ」僕は正気に戻った。
「ぼ、僕は・・・・ああ、なんてことをしてしまったんだ・・・。





















さようなら・・・

「う、うう・・・・・・・・」











体中ウニのトゲだらけになったクロワッサンマンは、
口から血を流し、徐々に声も小さくなっていった。
その辛さの中、最後の力を振り絞って、僕にこう告げたのだった。

「僕は・・・・、僕の名はクロワッサンマン。
誰に飼われるでもない、クロワッサンマン。
ペットなんかじゃない!
ペットなんかじゃないんだ!!
・・・・君のこと悪く言ってしまったね・・・。
でも君の事が嫌いなわけじゃないんだ!!憎んでもいない!!
憎むべきは世の中さ・・・・
・・・ただ、・・・ただ僕らは、ペットではないんだ。
・・・・自由に、ただ自由に、・・・生きたかったんだ。」

「ク、クロワッサンマン・・・、ご、ごめんよ・・!!」

「いや、君は悪くないよ。悪いのは・・・・あっイタタ!!」

「ク、クロワッサンマン!!し、死んじゃ嫌だよ!!」

「・・・ぐ、・・悪いのは・・・お金で人間じゃない物をペットと化して、
その命もお粗末に、最後まで責任を取ろうともしない社会さ・・・。


「ク、クロワッサンマン・・・・・。」

「僕たちはペットじゃないんだ。
・・・人間に頼らなくたって生きていける、むしろその方が、
・・・・・・自由に、・・・・生きていける。
・・・・・うっ!?
ああ、そろそろお迎えが来たようだ・・・・くっ・・ああ・・」

「ク、クロワッサンマン・・・・、ダメだよ、まだ死なないで!!」

「・・・・・・ほんじゃ、行ってくるわ。
君のペットであった事が、せめてもの・・・・救いだったよ。
さようなら、僕の・・・・・・ご主人様・・・
・・・・・・くっ・・・うん、じゃあ・・・・・・
また・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・。」

ガクッ

「・・・・・く、クロワッサンマン?
・・・・・・・、

お、おい、おい・・うそだろ、おい・・・・おいっ!!
クロ、・・・・クロワ・・、
・・・・・・・・・・・・クロワッサンマァァァァァン!!

クロワッサンマぁぁン!!!





















ありがとう・・・

クロワッサンマン。享年5627歳。
誰もが納得の大往生であった。
その去り際の顔は、心なしか笑っているように見えた。

「アリガトウ・・・、クロワッサンマン。天国でまた会おうな。」

彼の葬式に出席した、僕を含めて全部で1人の人たちが、
温かく彼に、最後の別れを告げたのだった―

















その日以来、僕はブログペットを飼っていない。

ブログペットは、普通のペットと変わりはない。
更新を止めたブログへ行くと、ブログペットだけが置き去りにされている光景を見る。
なぜだか悲しくなる。

僕はあんなに大切にしていたペットを失ってしまった。
最初はあれだけ可愛らしくてたまらなかったペット。
そのうちしつけするのもめんどくさくなって、おざなりになって、
エサすら手を抜いてしまうような事がある。

人間は高尚でもなんでもない。どんな生き物もその命は等しい。
それでも人が生きていく上で、命を殺めなくてはならぬ動物がいる。
人が生きるために、やむなく殺さざるを得ない動物たちが。
それは仕方ないのだと思う。
動物愛護団体というのがあるが、彼らだってその身に付けてるもの、
日々の食事、そういった生き物の恩恵を受けていないわけがない。

しかし、殺める必要なくして、殺めてしまうケースもある。
ペットとして飼うなら、飼い主にはちゃんとした義務が付く。
最後まで共に生きていく責任が伴うだろう。
飼うのがめんどくさくなって、放置して、
その結果ペットが死んでしまうとか、そんなことあってはならない。
あってはいけないぜったいに。

僕は、ブログペットをこの手で、ウニで殺してしまった。
その罪は一生拭い去る事はできない。
警察へ自首しにも行ったが、
警察は「所詮自分のペットだろ?」と言った扱いで、
僕はアホアホマン呼ばわりされ、どうする事もできなかった。


クロワッサンさん

↑こんな悪夢に何回もうなされた。寝るたびに夢にあいつが出てくる。

自分の愚かな過ちに、いつまでも苦しめられていた。
ものすごい後悔と自責の念が、僕の胸をギュッと・・・。
つらくてたまらなかった。

・・・・・・そんなときだった。















宝物

もう誰もいないはずの、クロワッサンマン亡き部屋から、
ある日赤ん坊の泣き声がした。
すぐに駆けつけると、僕は一体何が起こったのか、信じられなかった。

「おぎゃあ、おぎゃあ」

そうして気づいたよ。
クロワッサンマンのヤツ、やることはやってたんだ。
それは誰がどう見ても、クロワッサンマンにそっくりな、瓜二つの息子だった。
クロワッサンマンには恋人がいたんだろう。

「昨日、クロワッサンウーマンと遊んだよ。楽しかった。」
あの日あの時の秘密日記は、実はこんな深い意味があったと言うわけだ。
繋がった。色んなモノが繋がった。

クロワッサンウーマンがこの子を置いていったのか。
クロワッサンマンがこの世から去った以上、産んだ子を育てる事もできなかったのだろう。
それで亡きクロワッサンマンの部屋に置き逃げしたというなら、
なるほど、合点がいく。
彼女に非はない。

全ては僕の責任である。

家庭、幸せ、全て台無しにしちまったのは、この僕だ。












小さくて、可愛くて、たまらず胸に抱いてみると、赤ちゃんは泣くのをやめた。
頭を撫でると、僕に屈託のない笑顔を見せつける。
「ばぶー、ばぶー」
瞳は裏のない優しさで溢れる。少し辛い。心が痛い。

こんな無垢な笑顔見せられたら・・・・。

しばらくその顔を見つめながら、考えた。
クロワッサンマンの去り際の顔が思い浮かぶ。
たくあんみたいにしわしわだった。

「なんてことしてしまったんだ・・・。」

そこで僕は心に誓ったのさ。

「これはクロワッサンマンの息子だ・・・・・・。
僕はこいつを、力の限り育てて、少しでもアイツに報いよう。
クロワッサンマン、お前があの時言ったように、
こいつはもうペットにはさせない、自由に自分のしたいようにさせる。
ペットなんかじゃないもんな。
自分の子供のように、育ててみせるから。

クロワッサンマン、天国で見守ってくれよ。
きっとお前に似て、この子は素敵に成長してくれるはずだ。
なぁクロワッサンマン?そうだろ?
俺とお前の、・・・・・・・・約束だからな!!」













そのとき声が聞こえた。

「どーせ俺は負け組ですよ」

いつかどこかで聞いた声。
それは確かに紛れもない、天国のクロワッサンマンの声だった。

天国からの声!

「負け組だけど、お前のそばは居心地良かったぜ」

クロワッサンマンが僕に残してくれた財産。
僕はきっと守ってみせる。この子を。
大事に、大切に。ペットなんかじゃないさ。

それが僕に出来る唯一の罪滅ぼしなんだから―





















これが僕がブログペットを飼わない理由だ。

一度ブログペットを、自らの手で殺め、
そしてそれと引き換えにブログペット以上のものを手に入れた。

それがこの赤ちゃん。
それがクロワッサンマン。その子ども。
正式名称、クロワッサンマンジュニアだ。

すくすくと育って、
今ではすっかり大人になったクロワッサンマンジュニア。
彼はペットなんかじゃない。自分の道を好きなように歩いている。
堂々と、やりたいようにやっているぞ!













「聞こえるか!クロワッサンマン!
お前の息子は、こんなにも、立派になったぞ!!
強くたくましく、思いやりに溢れる、
お前そっくりに成長したぞ!」











(「ああ、聞こえるさ、そうか、どれくらい似てるんだ?」)













「それはもうおまえにしか見えないくらいそっくりだ!!」














(「ウニなんかじゃ死なないくらい強くなったか?」)




















「ああ、ウニなんかじゃな、死なないさ。
・・・・・だったらお前には似てないみたいだな。
・・・・・・・・お前よりも、自由を謳歌しているぞ!」

















(「そうか、・・・・、
・・・・・・・・・・・・・ありがとう。
お前のおかげさ・・・・・良かった・・・・」)

















「こちらこそ・・・・・・、お前のおかげだって。ありがとな!
そうだ、あの時、結局ウニ食べさせてやれなかったな。
今、食べるか?」

















(「ははは、僕は天国にいるってのにどうやって食べるんだい?

・・・それよりも僕は、きゅうりが食べたいな。
実はほんとは、・・・・・・・大好きだったんだ・・。ははは・・・。」)















「お前きゅうり好きだったのか!?おい、お前・・・・はは、
ははは、・・・・・・ふふ。

先に言えよ、お前!ばかやろー!
そしたらもっといっぱい食わせてやったのに!!
まぁ、賞味期限切れてるやつだけどな、安いから!はっはっは!!」














(「あはは、あっはっは。

そっか、賞味期限切れてるやつ食わせてたのかお前は!!
あっはっは、どうりでちょっと酸っぱいなぁって思ったぜ!!

はっはっは、ふふふ―」)




















はっはっはっはっはっは










































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■思ってるよりも悪いヤツだよ。多分。






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